自己肯定感を上げる OUTPUT読書術
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「読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる」
Youtubeで古今の本を紹介しているアバタローさんによる OUTPUT読書についての本。
人が本を読むのには色々な目的があるが、アバタローさんは「自己肯定感を高めていこう」という目的意識を持っている。
私の読書は「90%の娯楽と10%の実用」だけど、目的意識を明確に持った読書にも憧れる。
ちょっとはOUTPUTの質向上を目指してみよう。。
要約
本書の内容は、本の選び方から読書時間の確保方法まで幅広い。でも圧倒多岐な肝は「OUTPUT読書解説」だ。
著者の提言する「OUTPUTの4ステップ」に沿ってまとめてみたい。
①情報の整理
・言葉に宿る「温度」に注目し、著者の主張を拾い出す
・温度が高まるのは「最初と最後」が多い
・強調表現も「高温度」の手がかり
・著者の「強い主張」にペンで印を付け、文章の幹を読み解く
・ペンの印は「著者にとって重要な箇所」に
②情報の理解
・話の「オチ」を抑えて自分なりの仮説を持っておくと理解が深まる
・本のタイトル、表紙、帯などの情報から仮説を立てる。
・仮説は間違っていても構わない
・ツッコミモードで読む
・ツッコミは「違和感」に対して
・ツッコミポイントは「問い」「主張」「根拠」
・各章ごとに一番重要な箇所に付箋をつける
・最終的には一冊の本で3枚だけ付箋を残す
・付箋は「自分にとって重要な箇所」に
③情報の編集
・A4用紙1枚に情報をまとめる
・筋の通った「構造」を作る
・「序論・本論・結論型」「要点まとめ型」など
④情報の出力
・発信先を想定し、それに合わせた表現にする
・読書仲間との「壁打ちトーク」が一番のおすすめ
・「読書コミュニティ」も有効な手段
・ネット出力は、自分の「得意、好き」を基準にプラットフォームを選ぶ
・ネットを利用する場合「他者評価」にこだわりすぎないことが大切
OUTPUT読書の方法以外にも、本書には役立つ情報がいろいろある。
私にとってはOUTPUTの部分が一番刺さったが、人によっては他の箇所が役に立つ人もいるだろう。
なかなか熱量のこもった本なので、ぜひ一読してみてほしい。