ストーンサークルの殺人
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やっぱりイギリスはミステリの本場。超正統派のサスペンス・ミステリでした。
なんだけど登場人物のキャラ作りは現代風で、凄惨な話なのに気持ちよく読めました。
とくに「ずば抜けた天才だけど社会性に乏しい」分析官ティリー・ブラッドショーには、めちゃくちゃ親近感湧きます。
ハードボイルド風のワシントン・ポーとの掛け合いも日本のアニメかラノベのようで、読んでいてと安心感があります。
直感力と行動力に優れるポーを圧倒的分析力を持つブラッドショーが支えるという構図も分かりやすくていい。
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あらすじ
ストーンサークルで3人の年配男性が焼き殺された。マスコミはこの連続殺人犯をイモレーション・マン(燃やす人)と名づけ世間を騒がせる。
3人目の被害者は焼かれる前に体に傷つけられていたことが判明する。その傷は「ワシントン・ポー」という名前と、数字の5のように見えた。
SCAS(重大犯罪分析課)の刑事ワシントン・ポーは捜査上の過失で停職処分中だった。だが、イモレーション・マン事件との関係から、かつての部下ステファニー・フリンを通して復職を求められた。
捜査に加わったポーは「SCASで最も腕の立つ分析官」であるティリー・ブラッドショーと一緒に捜査に取り組む。ブラッドショーはIQ200近い天才で、その分社会性に乏しく周囲から浮いた存在だった。
ポーは半ば強引にティリーを引っ張っていく。
殺された3人には何の繋がりもないように見えた。
だがポーは何かの関係を疑い、ティリーは圧倒的なデータ分析力で彼の直感を支え、複雑な事件を一歩ずつ解決へと導いていった。