人生が変わるアウトプットの技術: ~人間関係・収入・変化・自己受容~全てを叶える新時代のアウトプット術とは?~
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Kindle出版のススメ!
要約
電子書籍の出版というアウトプットで人生が変わる、と説く本。
- アウトプットに最適な時代
品質では差別化できなくなり、「人が重視される時代」となった。「人」「ストーリー」をアウトプットすることがビジネスの基盤となる。
アウトプットの手段として電子書籍が優れている。市場全体として成長期であり、参入も容易。
- 電子出版のメリット
電子出版であれば誰でも本が出せる。また初期費用もほとんどかからない。
やり方によってはカテゴリベストワンを狙うことができ、自分のブランディングに役立つ。
- 本を書き上げる方法
執筆テーマが決まらない場合、以下の7つの質問を手掛かりにする。
①人生で一番時間を費やしたことは?
②一番お金をかけてきたことは?
③たくさん経験したことや、数を集めたものは?
④よく相談される内容は?
⑤よく読む本のテーマは?
⑥いつもチェックするコンテンツは?
⑦人生でのどん底の経験は?
読者層を意識する。対象が多いところを狙うか、ニッチを狙いその分野でのポジショニングを取るか、どちらの戦略もあり得る。
出版経験者が周囲にいると、簡単にできるような気になる。
ゼロから本を書き出す方法として以下のステップを紹介。
①同じテーマの本を5〜10冊購入する
②目次を書き出す
③小見出しを選ぶ
④自分の過去記事を使う
⑤ネタになりやすいテーマを書き出す
「ノウハウ、具体的な事例、よくある質問、例え話、関連データと市場分析、テンプレート、応用発展、未来予測、マインドセット、関連ニュース、アクションプラン、あなたからのメッセージ」の12個。
⑥書けるところから書く
⑦記事をグループ分けして入れ替える
⑧まえがき・あとがき を書く
⑨タイトルを決める
文字数は最低2万文字を目安とする。
表紙画像は極めて重要。外部業者に依頼することを勧める。
- 本をAmazonに並べるまで
原稿を電子書籍データに変換する。これも外部業者に依頼できる。
KDPに登録する。KDPセレクトに登録すると他で出版できなくなるが最大70%の印税が得られる。また読み放題サービスの Kindle Unlimitedに登録され、読まれたページ数に応じても支払われるようになる、
- 電子書籍がビジネスを加速
神の本と違いサイトへの誘導がしやすく、見込み客を集めるのに効果的。
「本を出した」ということだけで社会的な立場を得やすいし、特定カテゴリでも「Amazonで販売一位となった」という実績があればネームバリューとなる。
感想・考察
それほどボリュームのある本ではないが、電子書籍の出版のため具体的に着手すべき点が、テーマ設定から、執筆、データの提出まで、この上なく具体的に説明されている。これなら自分でも出版できそうだ、という気分にさせられた。
自分の経験や読書傾向などからテーマを選ぶことはできそうだし、最初から厳密に構成を考えて書くよりも、書けるところから始めて、後で分かりやすく並べるとか、とにかく初心者が手を付けやすくすることに配慮している。
電子書籍の出版に関心がある自分には、素晴らしく参考になった。