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インドはむりめ/運命の人はどこですか?

インドはむりめ/運命の人はどこですか?

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あらすじ

恋愛アンソロジー「運命の人はどこですか?」の中の1編を切り出した作品。

派遣社員の真樹が主人公のお話。

「結婚しても、お母さんになっても、絶対に友達でいようね」と約束した高校時代の友人たちと一緒に、結婚もせず子供もいない日常を愚痴る毎日。

だが運命は急に動き出す。

上司から紹介されお見合いした男性と結婚するか。
正社員採用となる代わりに、中国赴任を受け入れるか。
同棲している男友達 達也との関係を進めるか。
真樹は選択を迫られた。

結局、真樹は見合いした男性との結婚を決意する。
だが、結婚する意志を伝えた直後、男から「インド赴任の予定がある」と聞かされる。インドでの生活は無理だと感じ、真樹は結婚話を取り消そうとするが、男は豹変して彼女を池に突き落とした。

冷たい池に沈み意識を失いかけた真樹を、達也が救いに来た。

感想

選択を突き付けられた真樹は「一番楽な選択肢」を選ぼうとしていた。

わたしも、気がつけば助走なしでも越えられる低いハードルばかりを選んでいた。できるだけ苦労しなくてもいいように、辛い思いをしなくてもいいように。

面倒なことから逃げるだけで、主体的に切り拓こうという意思がなければ、他人に流される人生になってしまうよ。それはさみしいよね。
というお話。

個人的には中国でもインドでもぜひ行きたいが。

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