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成長マインドセット

結果を選択することはできないけれど、行動を選択することはできる『成長マインドセット』

こちらで購入可能

成長ってなに?どうして成長できないの?
悩む中間管理職が謎の多い喫茶店マスターから「成長のためのマインドセット」を学ぶ。

実際に考える「ワーク」がたくさん挟まれているので、ちゃんと取り組めば考えを深める。
その時間が取れなくても、イラストが印象的で、強く印象にに残る。
結構、すぐに内容を忘れてしまう自分でも、読んで数日後までかなり鮮明に記憶できていた。

要約

  • 成長とは何か

海に浮かぶ氷山のように、目に見えている成果は「意識・想い・人生哲学」「ふるまい・習慣・行動」「能力・スキル」が土台になって生まれる。

成果に直結するように見える「能力・スキル」だけを伸ばそうとしてもうまくいかない。
「成長する」というのは、この氷山をバランスよく育てていくこと。

  • 成長を阻害するブレーキ

思い通り成長できないのは、成長を阻害する「ブレーキ」があるからだという。
悩みを減らすための5つの方法を提案する。

①ブレーキの存在を知る
まずは、自分が行動を制限する「ブレーキを踏んでいる」ことを認識する。

②ブレーキを踏まない覚悟
起こっている状況に反応しているだけでは主体的な変化は起こせない。
自分自身で意思決定をしたら、中途半端に他の選択肢に逃げる余地を残すのではなく、選んだ道で「ブレーキを踏まない」覚悟をすることが大切。
覚悟を持つことは難しいが、まずは期間限定でも、ブレーキを踏まず全力を投入してみるべき。

③100%が自責
起こった出来事を他人のせいにしていては当事者意識が持てない。
実際に「全てが自分の責任」ということはないかもしれないが、100%を引き受けることは「自分の氷山の成長」につながる。

④結果は選べないが、行動は選べる
どういう行動を取るかは自分で選べるが、その結果は選べない。
より効果的なもの、確率の高いものを真剣に検討することは必要だが、選択した後は「自分の元から離れて、結果は選択できないもの」だと思う。

⑤関心の輪と影響の輪
関心があっても、自分の影響力が届かないことに思い悩んでも仕方がない。
影響力の輪の中で全力を尽くすことで、結果的に影響力の輪を広げていく。

また、上記の5点とは別に「人間関係におけるブレーキ」として
大人の中にいる「大きな子供」の存在を挙げている。
「自己中心的、他者理解ができない、プライドや執着、トラウマ、軸のなさ」など。

これも自分の中の「大きな子供」の存在を認識し、成長させていく意識が大切。

  • 成長を促進するアクセル

最後に、成長を加速するアクセルを2つのレベルで紹介している。

1つ目のアクセルは「ミッション・ビジョンを定め、それを実現するためのバリューを意識すること」
ミッションやビジョンは「行動哲学や理念」とつながる。壁にぶつかったときや試練のときに助けてくれるのは、こういった「ブレない軸」だ。
その上で「バリュー」を生むのが「ふるまいや行動」だといえる。

自分軸を持つことで、例えば勤めている会社のビジョンとを比べてみて、近い方向性なのか、全く違うのか、違うように見えるが重なりシナジーを生むことができる部分はあるのか検討することもできる。


2つ目のアクセルは「自分のモチベーション傾向を認識すること」
「自分軸・他人軸」、「目にみえる・目に見えない」という2軸で、自分は何にモチベーションを感じるのか認識し、そのステージで「なぜ成長しようとしているのか」を自覚することが大切。

最後にまとめると、成長のためには必要なのは
①「意識→ふるまい→スキル→成果」をバランスよく成長させる
② 悩みのブレーキを外し、自分の中の子供を成熟させる
③ 自分軸を持ち、動機を認識することで成長のアクセルを踏む

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