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やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

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「やる気」は「行動の後」についてくる!

気乗りせず後回しにしていた仕事でも「とりあえず手を付けてみたら意外とあっさり終わった」とい経験とは皆さんにもあると思います。「はじめの一歩」が最大の壁なんですよね。。

本書は「とりあえず手を付けてみる」ための具体的方法が詰まっています。

中でもポイントは「はじめの一歩」を超細かく刻むことでしょう。最初の目標は、例えば腕立て伏せなら「1回」、ジョギングなら「シューズを履く」とか。

私レベルの怠け者になると「シューズは履いたけど、本当にそこで終わり」というパターンもあるのですが。。

というわけで個人的には「身体的コンディションの調整」も加えたいと思います。具体的には十分眠る。体調と気力には明らかに相関関係がありますよね。

要約

1.「初速をつける」という観点から
まずは動き始めること、ハードルを下げ条件付けする
・小さな行動から始める「10秒アクション」動き始めると慣性がつく。
・「ここにいるときは〇〇をする」という場所を決める。「あるカフェでは特定の作業以外はしない」など。
・すでに出来上がっている習慣にくっつけてみる。「歯磨きするときに英語を聞く」など。

2.行動を妨げる「ブレーキを外す」ために
外的環境の阻害要因排除;目的にフォーカスし、阻害要因を排除していく
・ものの位置を決めるなど整理整頓して流れが止まることを防ぐ
・作業を中断せざるを得ないとき、再開後の仕事をメモしておく
・自己ピグマリオン効果。自分で自分に期待をかけても効果がある
・締切効果。とくに紙に書いて明示すると効果が大きい
・複数プランを準備し、計画通りいかない時でも冷静に対応する
・「苦痛回避」「快追求」どちらの傾向?苦痛回避なら悪い結果を考える、快追求ならご褒美

3.「感情に左右されない」ための戦略として
内的な阻害要素排除;「できない」というイメージは行動を阻害する
・完璧を目指さず「打率」で考える
・メモリを小さく設定し「部分点」をつける
・「できていること」を書き出してみる
・結果でなく行動にフォーカスしてみる。「満点を取る」ではなく「毎日30分勉強」など
・言い訳を認知し言い換え。「時間がないからできない→短時間でできる方法を考えよう」など
・他人と比べるのではなく「過去の自分」と比べる

4.原資としての時間を生み出す「時間術」
時間は命。成果を出すための時間を生み出す時間術を学ぶ
・時間の使い方を把握し「投資」「消費」「浪費」に分け意識。とはいえ浪費も必要
・「緊急ではないが重要なこと」に時間を天引きする
・「時間があるだけ仕事量は膨らむ」制限時間を設ける
・1日2回「本気の30分」を設ける
・1分、30分、1時間、1日など、時間単位ごとに気分転換方法を準備する

5.先へ進むための「目標設定」
「行動できる」となってスタート地点。その先は「何をしたいのか」が重要
・予定調和でなく「本当にやりたいぶっ飛んだ目標」を持つ
・欲望は悪いものではないと肯定し、その力を利用する
・「頭の声」だけでなく「体の声」「心の声」も聞く
・「繋がり」「達成」「技術追求」のどれに喜びを感じるかに合わせ目的を決める
・「取組み内容の明確化」→3マイルストン→チャンクダウン
・燃え尽きを避けるため、達成前に次の目標を設定

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