BookLetでは、ビジネス書や小説の1000文字程度のオリジナルレビューを掲載しています。

noteではじめる 新しいアウトプットの教室 楽しく続けるクリエイター生活

noteではじめる 新しいアウトプットの教室 楽しく続けるクリエイター生活

こちらで購入可能

要約

コンテンツに課金する仕組みを備えた note の使い方を紹介しながら、コンテンツを作り出すためのヒントや、継続するモチベーション維持の方法を解説する。

noteの基本

それまでコンテンツ課金は 広告や Youtube「スパチャ」のような投げ銭システムくらいしかなかった。そこにnoteは「有料記事を買う」「有料マガジンを購読する」というかたちでより直接的にコンテンツにお金を払う仕組みを取り入れた。

テキスト、イラストや動画などを投稿することができる ブログ的なサービスで、フォローやスキなど、SNS的な仕組みも備えている。

一般的なブログサービスと同じく ID登録無しでも無料コンテンツを見ることはできる。会員登録すると記事を投稿したり、有料コンテンツを購入したり、売ったりすることもできるようになる。さらに有料会員登録すると高度な機能が使えるようになる。

noteを書く

テーマとルールを決める
まず最初に「何をアウトプットしたいのか、どんな人に届けていきたいのか、どれくらいの頻度で、どれくらいの分量で届けるのか」などマイルールを決める。

最初に所信表明のようなかたちで「何をアウトプットするのか」を宣言するのも良い。読んでもらう人をイメージすると書きたいことが出やすくなる。

「書かないこと」を決めるのも大事。人が嫌な気持ちになることは書かない、ネガティブな内容は書かない、など。また誇大表現などで煽るのも良くない。炎上狙いは長期的にはマイナス。

発信頻度はその人なりでいいが、習慣にすることが大切。体調が悪い時、忙しい時には無理をしないことも継続のために必要。

文字数も重要。文の量が空気感やリズムを作る。

内容にもよるが一つの記事作成にかける時間を決めるのも効果的。タイマーを有効利用しよう。

コンテンツの作り方
書き出しは「ツカミ」が大事。読者は読み急いでいる。内容によるが冒頭に結論を持ってくるスタイルで上手くいく場合が多い。

見出しや写真を入れて中だるみを防ぐのも有効。読みやすくなり、イメージを補完してくれる。

原稿を一日寝かせるのも良い。客観的に見直せるようになる。

「締めの一言」を入れるのも良いかもしれない。140字程度で内容をまとめられれば Twitter に載せるのに使うこともできる。

タイトルは「数字を入れる、疑問形にする、強く言い切る、役立ちポイントを強調する」などのテクニックがある。が、何気なくつけたタイトルのほうが読まれることも。。

改行が読みやすさを作る。数行ごとに改行を入れて詰まった感じを出さないのが大事。原稿用紙に書く作文のルールとは違う。

長い記事になる場合、目次を入れると読者が全体像をつかみやすくなる。

SEO対策は意識しすぎる必要はないが、本文にキーワードをしっかり入れることは意識する。固有名詞の間違いなどには気を付ける。

記事内に他記事へのリンクを貼ることで、関連記事への回遊を促すのも有効な手段。

noteで記事を書き、Twitterなどで拡散を狙うのも有効。出し惜しみせずコンテンツの肝をつぶやいてしまおう。

Twitterなどのように、ハッシュタグを使うこともできる。人気のハッシュタグを調べて使ってみるのも良い。

プロフィールを充実させることも有効。プロフィールに書ききれないときはトップ記事を固定して代用することもできる。


有料記事を作って販売することもできる。記事単位で有料・無料を設定することができる。
「自分だったら買う」レベルで値付けし、試行錯誤を繰り返そう。内容の伴わない有料記事は「情報商材」とみなされて販売停止されてしまう可能性もある。

「マガジン」として記事をまとめることもできる。同じテイストの記事をまとめてマガジンとして公開すると読む側にも分かりやすい。マガジン単位で課金することも可能。

継続して表現し続ける

記事のネタは、日常生活で接するニュースや体験、ネット上のニュースや体験などから拾える。意識していれば普段の生活から新しい情報を得ているものだ。

ページビューを確認して過去の任期記事を知り、そこから内容を決めていくこともできる。人気記事の続編を書くという手もある。

noteには「コンテスト」という仕組みがあり、スポンサー企業から賞品がでることもあるので、コンテストのお題にそった記事を書いて投稿するのも面白い。

モチベーションを保つには、インプットを仕入れ続けることも必要。また体調維持が極めて大切。

気になるクリエイターにコメントしたり、読者にお礼を伝えたりと、コミュニケーションを取ることも、モチベーションアップにつながる。

感想・考察

「noteの使い方」の解説だが、ネットでの情報発信一般に当てはまる内容だ。

noteに限らず、こういったサービスは、最初にマニュアルを読むより実際に使いながら学んでいく方が分かりやすい。なので、マニュアル的な部分よりも「コンテンツの作り方」「継続させ方」の方が有益だった。

私自身もブログを書いているが、継続させるのは難しいと感じる。
モチベーションを上げるテクニックは色々とあるが、なにより大きいのは読者さんの存在だ。最初は自分用の読書記録として始めたが、読者さんから反応をもらえると嬉しくて、ずいぶん長く4年以上も続いてきた。

読んでくれた人に、何か一つでも残せるような記事を書けるようになりたいと思う。。

こちらで購入可能

コメント