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三毛猫ホームズの恐怖館

三毛猫ホームズの恐怖館

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あらすじ

警視庁捜査一課刑事の片山義太郎は偶然アパートの一室で女子高生の野田恵子が殺されているのを発見した。アパートに部屋にはガスが充満しており、片山たちが住民を避難させた直後に爆発してしまう。

橋本信代という女子高生が、片山のアパートを訪れ彼にラブレターを渡す。
片山は走り去った信代を追ったが、すれ違いの間に彼女はナイフで刺されてしまう。
命に別状はないが入院することとなった。だがその直後、信代は病院から姿を消してしまった。

信代の兄、橋本康夫は上志高校の「怪奇クラブ」の部長だった。
クラブは女人禁制としていたが、副部長の長沼たちの説得で 竹林あかり という美少女の入部を認めることとなった。

片山は叔母のお見合い手配で、女子生徒の 萩野クニ子を紹介さる。片山は断ろうとしたが、彼女が殺害された野田恵子のことを知っていると聞き、情報収集に向かう。

片山は上志高校に訪れ、萩野クニ子との面談を校長の本宮に依頼した。
クニ子が部屋で待っている間、オペラ座の怪人の衣装を着けた犯人にナイフで刺されてしまう。彼女も命に別表はなかったが、病院で治療することとなった。

その後、姿を消していた橋本信代が病院に戻ってきた。
彼女はなぜか重体に陥り死んでしまう。

演劇部の文化祭の演目に怪奇映画のキャラクターを登場させるため、演劇部の実質的部長である水口聡子が怪奇クラブに協力を要請した。
竹林あかりの仲介もあり、怪奇クラブの長沼は演劇に参加することを了承した。

その頃、竹林あかりも女子寮の自室でナイフで刺されてしまう。
掃除をしている際に刺され、犯人の顔は見ていないという。
重症であったが一命はとりとめた。

回復したあかりは、片山たちが企画した快気祝いで、ホテルのレストランで食事をしていた。
ホテルには片山の叔母も来ており、荻野クニ子との仲を進めようとする叔母がホテルに彼女を呼び寄せた。

片山の叔母に呼ばれクニ子が滞在していたホテルの部屋に、怪奇クラブ部員の関谷がナイフを持ち興奮した様子でやって来た。
片山が関谷を追うと、彼は非常階段で逃げ出した。途中少女を人質にとった関谷だったが、電灯が急に割れたことに驚き、階段から転落して死んでしまった。

文化祭当日、演劇部の演目は、上志高校で起きた連続事件をなぞった内容で、犯人を示唆するものだった。

感想

「劇中劇に解決のヒントを仕込む」という仕掛けが面白い。長い話だが最後の劇で伏線が色々と回収されていくのは気持ちよい展開だ。

それにしても登場する高校生の自由っぷりに驚かされる。
恋愛にしても、人間関係にしても、なかなかワイルドだ。
1982年の高校生って、こんなに自由だったのだろうか。

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